○渡辺佳嗣 議長
 ほかに。
  4番 杉野 修 議員。


[4番 杉野 修 議員 登壇]
○4番 杉野 修 議員
  4番、杉野です。決議第2号 学校給食に弁当の日を設けることについて(案)につきまして質疑を行います。
  私も何人かの議員さんが思っていらっしゃるように、なぜこうした内容の決議を審議しなくてはいけないのだろうというような思いは当初ありましたけれども、いかにそうした感情があろうとも、大きな問題を持っている本決議案については、それなりの質疑をしなければいけないという責任を感じて登壇いたしました。
 初めに、今申し上げましたように、こうした内容の決議は初めてお目にかかりました。と申しますのは、大変な暴論とか極論、こじつけ、それから個人的思い入れ、感情、そうしたものが移入されている、つづられている決議でありまして、例えば親子肉親同士の殺傷事件が、子に対する退場の不足、これが引き金となっていると。そうした上で、給食の見直しというところにまで議論を飛躍させていると。これでは、給食をやめて弁当にすれば殺傷事件がなくなるかのような、そうした記述であります。まことに乱暴な議論だと思いますが、その点いかがなのでしょうか。
 また、給食だと友達同士の会話や友情が生まれないが、弁当だと生まれると。当てにしているという話もありましたけれども、こういった記述もあります。こういった議論、こうした表記が、本来議会の決議としてあっていいのだろうかという疑問を率直に感じる次第です。
 本来学校給食をめぐっては、そのあり方や是非、そうしたものが広く町民の間で問われて、そして議論がほうはいと起こって、学校給食をどうしようかというような状況でもあれば、それに基づいて文教厚生委員会なり議会なり、いろんなところでそれなりに議員がそうした住民の議論を背にして、議会で代弁することもあろうと思います。しかし、何人かの議員が質疑したように、そうした状況では本来もともとないですよね。それは教育委員会の仕事だという議員のお考えらしいですけれども、本来そうしたことが問われて初めて議会の議決というのがあるだろうと思います。やはり議会の決議というのは、その時々の重要な事件、案件について、その議会の決意や姿勢を住民や近隣市長、県、国に対して示していくものです。非常に重い性格のものです。本来は、そういった意味では、私は結論的な質疑申し上げますけれども、決議案としてふさわしくないと思います。
 私も給食センター、何度かお邪魔しましたけれども、大変古くなった設備の中で毎日きれいに使って、大事に扱って、40度、50度という高温の中で職員の皆さん、頑張っているのです。栄養士の方も一生懸命子供たちの体や健康、栄養のことを考えて、本当に真剣に献立をつくっています。質疑で何回もあったように、現代的な学校給食の意味合いも非常にますます強くなっている。決して古くはないです。むしろ今の給食センターを建てかえて、もっとよいセンターをつくってあげた、こうは願っても、センターを廃止するなどというのは、やはり現状を見ない暴論だと思いますが、その点、伺います。
 以上です。