○渡辺佳嗣 議長
  6番、宮田千歳 議員。


         [6番 宮田千歳 議員 登壇]
○6番 宮田千歳 議員
  6番、宮田です。再質疑をさせていただきます。
  人間はいつでも不平等だとおっしゃいました。確かに社会に出て、いろんなことがあると思います。だからこそ、小学校、中学校の間は、小学校、中学校の中でもいじめもありますし、仲間外れやいろんなことがあります。でも、給食は平等なのです。みんな同じものを食べるのです。そういうことも必要だと私は思います。これから、はっきり言って今の時代は自由に選択することなんて幾らでもできるし、選択しなんてたくさんあります。でも、だからこそ決まったことをできなくなっている子が多いのではないかと、私は逆にそう考えます。だから、きちんと決まったことをできる子にという意味でも、みんな決まった同じものを食べる。結局食べるというのは人間の基本ではないですか。その基本がみんな同じだということというのは、すごく大事なことだと思うのです。高校になって、どんどん社会に出れば、自分の好きなものをどんどん選択して食べれるようになります。だから、人と違うものとかいろんなものを自分で選択して食べれるようになるのだからこそ、小学校、中学校という、そういう一番大事な、共同でみんなで初めて何かをやっていくというのが小学校、中学校だと思うのです。そういう中では、やっぱりみんなで同じものを食べるというのも、すごく必要なことだと思いますが、もう一度そこをお伺いします。
 あと、相手の気持ちがわからないとおっしゃいましたが、わからないというようなことをおっしゃいましたよね。相手の気持ちがわからない子が多いと。それは別にお弁当に変えたからって、変わるものではないと思います。
 先ほど聞いてお答えいただけなかった、いろんな家庭の人のいろんな事情があるというのをちゃんとご理解されているのかなという。別につくりたくなくてつくらないという親ばかりではないと思うのです。それに、保育所とか小学校に朝ごはんを食べていかない子供がいるとおっしゃいましたが、お弁当にしたからって、それが給食があるからそうしているのかどうかというのも確かではないと思うのです。お弁当にしても朝ご飯食べてこない子もいるだろうし、逆に言ってしまえば、持ってこない子もいるのではないかと私はすごく思います。というのは、そういうこともあったからなのです。お弁当を持ってこなかった子供もいるのです。だから、学校でできるという、今公立小学校や中学校で給食ができるのだったら、私は続けた方がいいと思うのですが、その根拠がどこにあるのか、いまいちよくわからないのです、この全部の。その根拠をもう一度説明していただけたらありがたいのですが、お願いします。


○渡辺佳嗣 議長
  栗原昭文議員、答弁願います。


         [16番 栗原昭文 議員 登壇]
○16番 栗原昭文 議員
  6番、宮田議員の再質疑にお答えいたします。
  問題点は、要するに不平等の問題、平等である方がいいのだということですけれども、要するに小学校、中学校の時代にお弁当という形ではなくて給食という形で、みんな同じものを食べるというのが平等であると、これが大事なのだということですけれども、これは前々から私が申し上げているように全然逆だということで、宮田さんがそういうご体験をされていないので、わからないかどうか知りませんけれども、私は基本的に考え方が全然逆でございます。しかも、やはり三つ子の魂百までもと言いますけれども、生まれたときから人間社会は競争社会であるということで、自分で自分の道を選ぶという能力を身に着けることが、やはり生きるという力を養う一番大事なことだと思います。それが、給食では、半ば強制的、画一的ということで、そういう自由選択性がない。だから、弁当をやっているところの意見は、すべてそういいう自由選択性がある。自主性が生まれるということを言っているのです。ですから、これについては見解の相違かもしれません。
 以上です。